農業の再生は? 新しい風に期待!

大谷 真洋

2012年02月24日 23:18

阿蘇から始めよう!阿蘇万年の大地から全国に、そして世界に新たな方向性を発信しよう。

こう私達はまじめに考えているのです。そしてその上で全国の同じ様な地域の同志と繋がりたいと思っています。

その中で農業がどうしても柱になってくると確信しているわけです。

しかし、現状は当地に限らず農業はもう大げさでなく崩壊寸前の状況です。

その農業再生に先ずもって何が必要か?

それは一つに売り先の確保です。二つ目には在来新規双方農家に対する事業資金の融通の確保です。

この二つは他産業においては色々のバリエーションが準備されているに比して、農業では農協(JA)と言うものがあったがゆえにそのことが阻害され続けてきました。本来戦後すぐの農協設立趣旨は、農家に替わりこの販売と金融をサポートするはずだったものが、逆に組織の硬直化・肥大化のため農家を食い物にしてしまっているのです。農業に関係する一切の事柄は70%、公然と農協独占でやってきたのです。それが政治選挙の利権と密接な関係であり続けました。

 

この構造を断ち切るには内部からではなく外からの風が必要なのです。そうした動きとしてはこの1・2年「農業の6次産業化」などと言うことが言われ始め、異業種の農業への参入が多少見られるようになりました。

農業への金融面からのサポートについては現状、大手金融機関・地銀など声はあげるようでいて、今ひとつ腹の据わった動きが期待できません。これについては全く新しい地方版農業版の金融のしくみが必要だと思います。

ただ一方、販売については阿蘇においても、機動性のある「ネット販売」の登場で既得権益に風穴が開きつつあります。このような経営には若い新種の経営者が多く、非常に期待できるものです。なかでも最近立ちあがったネット会社「阿蘇のなか」http://asononaka.com/の経営は非常に理念が高いもので、30歳そこそこの地元若者達のUターンによるものです。これには地元リーダー・農家からの期待も今までになく大きく、私も元気をもらっておりまして精一杯応援しております。

変化に加速度をつけたいですね!

                                                                                       




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