2011年01月16日
光農味噌

光農協同組合での第一回目の味噌づくりを15日行いました。この日は雪が舞い寒い一日でしたが無事400キロの味噌を仕込むことができました。自分たちで生産の無農薬黒大豆と伯方の塩(にがり入り)、それに近隣農家の規格外米を利用した麹でできました。3月までにあと二回合計1200キロ。この秋まで江戸時代から残る味噌蔵で保存・熟成の後、いよいよ販売です。
光農會
「私達は大地に立ち、自ら能動的に、自らの責任において、他のせいにせず、未来のためにはたらきます」
Posted by 大谷 真洋 at
16:06
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2011年01月10日
特産
農業を産業として考えた場合やはりその地域地域での特産品があってしかるべきでしょう。例えば青森のリンゴとか地元熊本のみかんとか紀州和歌山の梅干しとか嘗てはこういうものが必ず各地に明確にありました。例えばミカンなら熊本の河内のミカンが不動のものだった訳です。味もよいなら値段もよい。なかなか手に入るようなものでない、つまり高級品です。希少価値。手にした人はありがたがるし、出荷した農家は収益が上がります。特別の農産品だからこそ特産です。しかし今はどうか。ミカンの産地など県内だけでなく県外にも幾らでもあります。どこででも手に入る、しかも安い。消費者もこぞって買い求めた。人気の品物は商売としてはできるだけ多く生産し、そして販売しもっともっと稼ぎたいということになりがちです。ところがそれがいいとなると(戦後の日本人の悪い癖で)誰も彼もが真似を始める。こうなるともうそれは特産ではなくなります。平たく言えばまがいもの偽物が世に数多く出回った状態。偽物とは本物の様に見せて値段が安い、しかしながら美味しくないか、何かどこかに瑕疵(問題)があり結局は買った者が満足できないモノのことです。(技術の進歩でいくらでもそれらしくできる)本来特産品とはブランド品であるはずのものが今ではそうではありません。ですから昔なら熊本の河内のミカンを買っておれば間違いがなかったわけですが、今はそうではなく日本の中の生産者の中から間違いないと思われる生産者の手による品物を消費者が個別に選び出さねばならないという非効率なことになりました。インターネットの時代ですからこれでもいいとも言えますが、ほんとうは一人ひとりが一件いっけんの農家をいちいち当たるより、その地域の河内なら河内と言う地域のミカンを買っておけば間違いがないというありかた方のほうが生産者・消費者双方にとってメリットが多く、また全体としてもいわゆる地域起こしになるわけです。だいたいよい品質のミカンは温暖でおだやかな塩風のあたる熊本とか。リンゴは寒冷で雨の少ない(台風のない)風土ということで青森というふうに作物の都合に合わせての特産化が本来のはずです。その風土にあったものはどんなものでも自然の理にかなっており品質が違います。世界のブランド・ロングセラーはすべてそうです。ちょっとでも儲ける為に珍しいモノと言う考えが間違いのもとです。珍しい品イコール本物ブランドではありません。どうも日本は敗戦遺症からまだぬけだしておらず成金趣味的(舶来品が戦後ことさらに重宝されたような)志向性が未だに高く、本当に価値あるものを理解できないでいると思います。そうしたものは日本があらかた戦後捨ててきた伝統文化の中に多く見うけられるのです。もう世界をある程度見たならそこから己(自国)というものを今一度再認識し、そしてなほ世界に臨むという姿勢が大切かと思います。
Posted by 大谷 真洋 at
17:46
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