2023年09月20日
教科書で習わない「終戦の顛末」
ここに紹介させていただくビデオは、ある友人から一枚のCDを頂き、皆様にもぜひお聞きいただきたく思い、ユーチューブにアップロードしたものです。
終戦から30年経った時点で、故人:迫水久恒氏が講演されているものです。迫水氏は終戦時、鈴木貫太郎内閣書記官長であり、岡田啓介、近衛文麿、若槻礼次郎など開戦に反対の立場をとる6人の首相経験者と密かに通じ、東條内閣を降さしめるなど、事実上の事務局長として日本をぎりぎりのところで、少なくも「国のカタチ」として残さんと命をかけて奔走した方です。本当のインテリジェント・オフィサーと言えましょう。
戦争という人心の乱れが極まり「巨大な嵐」となった様相に、人は為すすべもない。それでもあの時代、このような「勇気と良心」は大事な場面であくまで健在であったのです。
ここには「御前会議」での知らぜらる昭和天皇と重臣とのやりとり様子が克明に明かされています。当時は今日の我々には想像計り知れない世情と我が国を取り囲む世界情勢があり、国のリーダ達が文字通り命を懸け、祖先と郷土・国・子孫のために働かれたことがひしひしと伝わります。
昨今では「お偉い方」にはことごとく失望させられ、大戦の反動からも、なんでもかんでも「陰謀」や「権力悪」でとらえられ片づけられる風潮もあり、このことがかえって世の中の落ち着きのなさ、混乱の原因になっているとも思えてきます。
この迫水さんの語り口からは誠実さ「真」が感じられ、今こうして我々が生き生かされていることの「ありがたさ」、謙虚に謙虚に「足るを知り」、先祖には手を合わせ、未来には「責任」をもって生きなければならないそのように改めて思わずにおれません。
約1時間
終戦から30年経った時点で、故人:迫水久恒氏が講演されているものです。迫水氏は終戦時、鈴木貫太郎内閣書記官長であり、岡田啓介、近衛文麿、若槻礼次郎など開戦に反対の立場をとる6人の首相経験者と密かに通じ、東條内閣を降さしめるなど、事実上の事務局長として日本をぎりぎりのところで、少なくも「国のカタチ」として残さんと命をかけて奔走した方です。本当のインテリジェント・オフィサーと言えましょう。
戦争という人心の乱れが極まり「巨大な嵐」となった様相に、人は為すすべもない。それでもあの時代、このような「勇気と良心」は大事な場面であくまで健在であったのです。
ここには「御前会議」での知らぜらる昭和天皇と重臣とのやりとり様子が克明に明かされています。当時は今日の我々には想像計り知れない世情と我が国を取り囲む世界情勢があり、国のリーダ達が文字通り命を懸け、祖先と郷土・国・子孫のために働かれたことがひしひしと伝わります。
昨今では「お偉い方」にはことごとく失望させられ、大戦の反動からも、なんでもかんでも「陰謀」や「権力悪」でとらえられ片づけられる風潮もあり、このことがかえって世の中の落ち着きのなさ、混乱の原因になっているとも思えてきます。
この迫水さんの語り口からは誠実さ「真」が感じられ、今こうして我々が生き生かされていることの「ありがたさ」、謙虚に謙虚に「足るを知り」、先祖には手を合わせ、未来には「責任」をもって生きなければならないそのように改めて思わずにおれません。
約1時間
Posted by 大谷 真洋 at 08:46│Comments(0)
│歴史と文明・未来